季節を旅する

一歩一歩踏みしめるたびに、

初々しい草花と出会うたびに、

心の中に色彩が芽生えてくる。


生まれてはじめて森に来たような気持ちになれるのは、

あの長くて辛い冬のおかげ。

冬は冬を生きていればいいんだ。


大地の深い匂い、若葉の芳香。

頭では忘れていても、身体と自然は、小気味よく呼応していた。



ひんやりとした森を抜ければ、ここは初夏の風。

旅するように、季節を味わっていこう。